Our Story
こっそり潜れる穴ぐらをつくりたくて...
2015年12月5日、東九条に「Sol.」オープン。
❝職場でも学校でも家でもないサード・プレイスを自分たちの手でつくりたい!❞
な~んてカッコつけた言い方もできますが、たくさんの人たちと出会える場をつくりたくて... ん? ??? ぶっちゃけ、本の置き場所に困った元国語教師の夢物語に引き寄せられた個性豊かな人たちが、何かを創る楽しさを共有しながら、一つ一つ形にしていった空間、それがSol.です。
そんなSol.が、人と人をつなぐような場所ならもっとうれしい、うまい酒やおいしい料理があって、ちょっとだけ家とは違う雰囲気の中で、コーヒーを飲みながら本を読んだり、誰かと語りあったりできれば、これ以上のことはない! そんな思いでオープンまで辿りつくことができました。
どっちを向いても秩序づけられた空間に、ぽっかりあいた穴があれば潜りたい... ささやかな目標があるとすれば、まちなかにこっそり潜れる穴ぐらのような店でありたいと思います。
「Sol.」ができるまで... 集まったみんなでつくっていきました!
今振り返れば、かなり無謀な夢物語ではありましたが、2015年の5月にお店にしたいなあ~と思う場所が見つかり、ブックカフェ開店は、かなり現実味を帯びていきました。時間も労力も惜しまず駆けつけてくれる仲間たちと、どんなことしようか、どんな店にしようか、あれこれ話し合いながら、一つ一つ形にしていきました。
建築士さん、大工さん、左官屋さん、電気設備やさんetc...
ハンパなくプロフェッショナルな方たちとの出会い
床をはがすと、「これって防空壕の跡ちゃう?」っていう穴が見つかるほどの、ふる~い一軒家。以前は老夫婦が仲良く暮らしておられ、晩年はおじいさんお一人で住んでおられたSol.のおうちは、それはそれは、長い年月にわたってユニークに増改築され、丁寧に使われていたことがよくわかる建物でした。
このおうちを、どうしたらブックカフェになるのか相談したのが、京町屋の改装をよく手掛けておられる建築士の上村さんでした。上村さんがとても信頼されている亀岡の大工・林さんといっしょになって、ああしようか、こうしようかと、Sol.のイメージが少しずつできていきました。
Sol.オープンが近づくにつれ、民家の改修に携わってくださった職人さんたちのプロフェッショナルな仕事ぶりに、ただただため息が出るばかりで、職人さんのカッコよさに、かなりやられちゃいました。(^^)
何もわからない素人の私たちの、かなり無茶なリクエストに、何日も悩んで考えてくださり、すべてこちらの予想以上の仕上がりに仕上げてくださいました。